東京オリンピックの注目競技「バレーボール」の見どころは?

球技のなかでもバレーボールはかつて日本のお家芸と呼ばれた競技です。東洋の魔女と呼ばれた女子チームは1964年の東京五輪に出場し、金メダルを獲得しました。回転レシーブや欧州遠征の22連勝などは今や伝説となっています。男子バレーも栄光の時代がありました。ミュンヘンへの道で有名な1972年のミュンヘン五輪です。準決勝のブルガリア戦でセットカウント0対2から奇跡の大逆転勝利を飾り、決勝でも勝利したことで金メダルを獲得しました。このあともバレーボール日本代表はメダル獲得が当たり前の強豪チームの一つでしたが、体格の大きい欧州勢や、キューバやブラジルが躍進したことで、徐々に成績は下降していきます。

それでも、バレーボールには国民的な人気があります。ワールドカップや世界大会などで開催地に選ばれることが多く、ゴールデンタイムにテレビ中継されて日本人の注目度も高いです。21世紀になってからもスター選手は次々と誕生しています。そして、2012年のロンドン五輪では全日本女子がひさしぶりのメダルを獲得しました。2020年の東京五輪もメダルを目指して挑戦を続けています。

現在、女子バレーボールチームを率いているのは、世界のセッターと呼ばれた中田久美です。注目選手には石井優希や古賀紗理那などが挙げられます。両者ともにポスト木村沙織と呼ばれるエース候補で、石井は破壊力のあるスパイクがあります。古賀はスパイクに加えてレシーブやブロック、サーブなど様々なプレーを高い次元で行えるオールラウンダーです。ベテラン選手には荒木絵里香がいます。2005年から代表入りしているベテランで、強力なスパイクが持ち味です。186cmの長身を生かしたブロックの名手でもあります。

男子バレーボールの注目選手には石川祐希がいます。イタリアのリーグに留学中の選手で、若いながらも日本のエースです。柳田将洋は甘いマスクで女性人気が高い選手ですが、その顔からは想像できない強打を持っています。2015年には最優秀新人賞を獲得しました。山内晶大は身長が204cmと大柄な選手で、その身長を生かしたダイナミックなプレーが持ち味です。高橋健太郎はこちらも200cmを超える大型の新人です。ちなみに、この4選手は早くから期待されていてNEXT4と呼ばれます。そんな男子バレーボールを率いているのはアタッカーとして名を馳せた中垣内祐一監督です。

女子バレーボールは前回の五輪で5位だったため、開催地のアドバンテージから東京五輪はメダルも狙える位置です。男子バレーボールは2008年以来の出場となります。バレーボールは日本人の人気が高いため大いに盛り上がるでしょう。