東京オリンピックの注目競技「陸上競技」の見どころは?

3つのメダル

2019年に日本は平成から令和になりましたが、平成時代にもっとも成長したスポーツは陸上競技と言えるかもしれません。高橋尚子がシドニー五輪で女子初の陸上競技金メダルを獲得したことをはじめ、野口みずきの金メダル、室伏広治のハンマー投げ金メダル、4×100mリレーの銀メダルなど日本人初の快挙が次々と誕生しました。さて、令和になってからも陸上競技には大きな期待が寄せられています。開催種目の多い陸上競技のなかから短距離走とマラソンでメダルが期待される選手を紹介します。

短距離部門には100m走で10秒を切る選手がたくさん出ています。初めて10秒を切った桐生祥秀、サニブラウンなどです。この他にもケンブリッジ飛鳥や多田修平など実力者が多いため、個人競技ではメダルが難しいかもしれませんが、リオ五輪のようにリレー競技はメダルが期待されます。

マラソンは男女ともに注目選手や有力選手がいる競技です。注目のひとりは松田瑞生で、これまで1万メートルを専門にしていましたが、2018年に初マラソンで優勝という快挙を達成します。その後、日本歴代2位のタイムを記録するなど、今伸び盛りの選手です。

代表候補は若い選手が多いですが、野上恵子は30代を超えています。彼女は駅伝の強豪校、須磨学園の出身でエリートと思われるかもしれませんが、全国高校駅伝に出場したことがなく、初マラソンは29歳のときと苦労を重ねてきた選手です。しかも選手として注目された名古屋の大会には一般選手として出場しました。ここで6位入賞を果たし、アジア大会で銀メダルを獲得し大きな注目を集めます。遅咲きですが着実に成績を残し、期待されている注目選手です。

男子マラソンは箱根駅伝で活躍した二人の選手に注目しましょう。まず一人目は東洋大学で活躍した設楽兄弟の弟、設楽悠太です。設楽選手はハーフマラソンの日本記録保持者であり、確かな実力を備えてマラソンに転向しました。2018年には2時間6分という好タイムを記録しています。
大迫傑は早稲田大学で活躍した選手です。3,000mと5,000m、そしてマラソンで日本記録を保持しています。現在マラソン競技はケニアやエチオピアなどアフリカ勢がトップですが、日本の暑さが懸念されており、レース展開によっては大荒れも予想されます。この暑さや湿度になれている日本人選手は有利になるかもしれません。

マラソン競技は開催種目のなかでも代表選考が熾烈ということで注目を集めます。これから国際大会が開催されて、どんどんと代表選手が決まっていきますが、その選考模様もまた注目です。